店舗情報
もともとは渋谷の幡ヶ谷にお店を出していましたが、2018年5月に移転し現在は新宿の新宿御苑前にお店を構える『SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店』。常に賑わいを見せています。
ミシュランガイド東京に、2015年から2018年まで4年連続でビブグルマンに選ばれ、ミシュランガイド東京2019には、ついに一つ星に選ばれた名店の中の名店です。
※ミシュランガイド2015からは「ビブグルマン」にラーメン店が掲載されるようになりました。「ビブグルマン」とは、星（１つ星、２つ星、３つ星）の評価はつかないものの、コストパフォーマンスが高い（5000円以下で食べられる）お勧めのお店に与えられる称号です。
もともと建築現場の職人だった店主ですが、建築業界に先は無いと20代半ばで見切りをつけ、ラーメン業界の門をたたきます。そこから4年間半ほぼ一切の休みもなしに修業を続け、31歳の時についに独立し『SOBA HOUSE 金色不如帰』を立ち上げました。
雰囲気
店内は明るく、清潔感のある雰囲気で、テーブルは見るからに上質な木が使われています。
厨房と向かい合わせに横一列にカウンターが7席と奥にテーブル席が4席用意されています。また、食卓席とは別に待合席が8席用意されています。
ラーメンレポート
一番人気の『真鯛と蛤の塩そば』と迷いましたが、今回は醤油そばに海苔と味玉がトッピングされた『焼きのり味玉そば（醤油）』を注文しました。『焼きのり味玉そば（醤油）』は、チャーシュー、味玉、焼きのり、白髪ねぎ、青ネギがトッピングされています。
まず、スープですが、１口目からめちゃトリュフの香り。高級感ある芳醇なトリュフの香りが口の中いっぱいに広がり、食べ始めからかなり幸せな気分にさせてくれます。
お次は麺ですが、まるでお蕎麦のような上品な味わいで、上質な小麦粉の香り豊かな風味を感じられます。口で説明するのは難しいですが、麺から独特の美味しい味がしっかり感じられこれは驚きました。そもそも自家製麺を作るため、それなりのスペースが必要だということで、幡ヶ谷からわざわざ新宿御苑に引っ越したのだとか。麺にもこだわった結果これだけ美味しいものができているということですね。
そしてチャーシューですが、これまた完璧です。簡単に例えると、高級中華屋さんで食べれるチャーシューそのものです。本当に旨い！の一言です。
味玉、これも本気で美味いです。味が中まで染みているのは当たり前、その味付けが上品だが濃厚で、どうすればこんだけ奥深い高級な味を出すことができるのか不思議でなりません。
また、海苔もめんどくさいくらい美味いです。そのまま食べても麺に浸してもどちらも最高です。
メンマも独特です。穂先メンマは柔らかいイメージですが、こちらのメンマはかなり引き締まっています。がゆえに、独特の旨みが凝縮されているのが感じられます。
とにかくすべての具材がいちいちこだわられており、食べるごとにいちいち感想を持たされるという、良い意味で本当に攻撃的なラーメンだなと感じました。純粋にこのラーメンと出会えて本当に良かったとうれしい気持ちにさせてくれます。こういうラーメンにもっと出会いたいです。
あっという間に完食。ごちそうさまでした！！
次回は是非、『真鯛と蛤の塩そば』をいただきたいと思います。『煮豚そば（醤油）』も気になりますね。
混雑状況
11時30分オープンの30分前である11時にお店に到着しましたが、既に22人の行列ができていました。
また、オープン時間の11時30分には行列は33人にもなっていました。早い時間で行くなら、11時前には到着しておくと、そこまで並ばずに格別なラーメンをいただけそうです。
総合評価
★★★★★★★★★★（星１０）
前代未聞の世界最強レベルです！
