店舗情報
創業は昭和36年（1961年）、現在の店主は２代目になり、西荻窪駅から徒歩１分のところにお店を構える老舗ラーメン店『はつね』。因みに店名の"はつね"は、先代の母親の名前が由来とのことです。もともとは、先代の母親が今のお店の場所で小料理屋を始め、店名を自分の名前の「初音」にしたそうですが、その後先代がラーメン屋として始めてたときに「初音」から「はつね」に、ひらがなへ改名したそうです。尚、現在の二代目店主はもともとは和食料理の出身だそうで、一緒に切り盛りしている奥様は
初代店主の娘さんだそうです。
雰囲気
お店は、かなり年季の入った昭和でレトロな佇まいで、「はつね」と書かれた真っ青な暖簾が印象的です。
店内は厨房を向かえに６席のカウンターが並びます。券売機は無く、ラーメンを注文する際には、店主へ直接口頭でオーダーします。また、お会計は食べ終わった後に支払うシステムとなっています。
店主は腰の低い感じの方で、来るお客さん一人一人に丁寧に挨拶されており、お客さんを大事にする姿勢が強く感じられます。また、ラーメンを作るその姿は真剣そのもので、大袈裟かも知れませんが、１杯１杯に魂を入れて作っている、そんな想いが伝わってきます。因みにこちらのお店は、注文ごとにチャーシューを切り、注文ごとにナルトを切り、別メニューにあるワンタンも注文ごとに包むといいます。
とにかく一番美味しい状態のものを提供したいという店主の想いが感じられます。
ラーメンレポート
こちらのお店で圧倒的な人気を誇るタンメンは、まずその美しい見た目に驚かされます。丼のそこまで透き通る美しいスープや新鮮な野菜の色どりがとてつもなく食欲をそそります。
澄み切った透明なスープは、見た目からは想像できないほどのコクや味の深みがあり、鶏の出汁と絶妙な塩加減がたまりません。
麺はシンプルな中麺で、変に主張をしていないところが、野菜の旨みやスープの味を引き立てており、タンメンと抜群の相性となっています。
そして、タンメンの"いのち"とも言える野菜は超絶感動ものです。
事前に均一に火が通るように細かく計算されたカットにも関心してしまいますが、さらに中華鍋で炒める野菜の火の入れ加減が本当に素晴らしいのです。絶妙な火加減による野菜の香ばしさと野菜の甘味がたまりません。これ以上でもこれ以下でもないベストオブベストな炒め加減です。また、新鮮なシャキシャキ野菜の甘味とスープの程よい塩加減がぴったりマッチしており、麺とスープと野菜の絶妙なハーモニーはこのお店でしか味わけない仕上がりとなっています。
ごちそうさまでした！！
次回来店時は間違いなく、タンメンのチャーシュー入りですね。このお店のチャーシューはタンメンにめちゃくちゃ合うとの評判で超絶品らしく、お客さんのほとんどがこの「タンメン チャーシュー入り」をオーダーしていました。
混雑状況
営業時間は、11時から17時までで、空いてそうな時間帯である16時に伺いましたが、４人待ちでした。またその後も17時の閉店になるまで常に列が途切れることは無く、さすがの人気店といった感じです。といってもお昼時は平気で数十人ほど並ぶそうなので、なるべく並びたくないのであれば、遅めの時間が狙い目であることは間違いないです。
総合評価
★★★★★★★★★★（星１０）
前代未聞の世界最強レベルです！
